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屋根を遮熱塗料で塗り替える

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16年前に完成した住宅の金属板葺き屋根の、初めての塗装メンテナンスです。
急勾配の屋根なので、屋根にも足場を架けています。
足場が架かるこの機会に、サイディング壁も2回目の塗り替えを行うことにしました。
道路際の板塀はすでに2回塗りかえているため、今回は塗り替えません。


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塗装ガルバリウム鋼板を使い、瓦棒葺きという施工方法で葺かれています。
まずは、高圧洗浄を行いました。
もともとは濃いグレーでしたが、かなり白く色が褪せています。
屋根は高さの異なる2つの切妻が並び、中央でつながる形をしています。


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高い棟の外周壁はガルバリウム鋼板素地の波板なので、塗装は不要です。
ただし屋根に覆われた部分は板張り壁なので、軒天井と合わせて塗り替えます。


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屋根の頂部にある、換気のためのカバーです。
釘打ちの周辺に若干さび色が見られますが、それ以外はほぼ良好な状態でした。
ガルバリウム鋼板はよく使いますが、とても優れた材料のひとつだと思います。
白く見えるのは、下塗りのプライマーです。


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梅雨入り後の工事でしたが、天候にも恵まれて順調に進みました。
屋根の上塗りも2回終了し養生ネットがはずれて、化粧直しした外観が現れました。


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今回は、遮熱塗料を使っています。
直射日光が照りつける屋根面に手のひらを置きましたが、今までのような熱さがありません。
効果が、はっきり実感できました。


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屋根まわりで特に傷みやすい所は、軒先など屋根端部の木部です。
足場に上ってじっくり点検しましたが、こちらも特に目立った傷みはありませんでした。
このタイミングでしっかり塗装し直したので、これからも長く安心です。


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足場がはずれ、グレーの屋根と白い壁のコントラストがくっきり鮮やかに甦りました。
定期的に手を入れると、住宅も上手に年を取っていってくれると思います。

日本建築専門学校の紹介

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静岡県富士宮市の、まさに富士山の麓にある、4年制の専門学校です。
「日本建築」を中心に学び、木造や伝統建築、茶道、造園などの実習授業があります。
また木造の校舎群に隣接して、同じく木造の寮があり、学びと生活が一体化しています。

ここで私は週に1日だけ(ですが、早や20年以上)、設計の演習授業を担当させていただいています。
非常に特色のある学校の、木造校舎での様々な出来事や風景を紹介していきます。

木造校舎の風景10・富士山に笠雲

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2月の良く晴れた日、富士山にかかるきれいな笠雲です。
「笠雲がかかると雨が降る」と言われているようですが、この時は晴天続きでした。


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間近なので、山肌からフワリと浮いた笠が眺められます。
いつ見ても、見入ってしまう山です。

木造校舎の風景9・秋晴れの富士山

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秋晴れで、雪をかぶった富士山が教室の窓いっぱいに広がりました。
講義のため毎週通っていますが、雲に覆われて見えない日が結構多いのです。
日が暮れると急激に冷え込み、街よりも一足早い冬の近づきを実感。
これから学校周辺では、エサを求めて降りてくるシカが多くなる季節です。

木製デッキの修繕+外階段をつける

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16年前の増築に合わせて設けた木製デッキの、修繕+改修です。
当初から耐久性に配慮し、屋根を大きく伸ばして雨がかりを抑え、ヒバ材を使用しました。
しかしデッキ下の大引は湿りやすく虫害もあり、予想よりかなり早く傷んでしまいました。
また手前に木製スロープが伸びていましたが、一層老朽化が激しい状態でした。
そこで傷んだデッキ先端部を30cmほど切り詰め、新たに階段を設けています。
古いデッキ床の切り口を見ると腐朽もなく、現場にはヒバの良い香りが漂いました。


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黄色かったヒバ材が程良いグレーに変色し、赤みがかった新しい米杉材と対比的です。
コンクリートでつくったほうが長持ちしますが、木製で手を入れていく方法を選びました。
全部を新品にするのとは違う、大事に建物を使い続ける気持ち良さがあると思っています。
踏板は、傷んだ時には交換することを前提に、シンプルな構成にしています。
自然に手を置きたくなる手すりを、触り心地を確かめながら削り出しています。

玄関先にひさしをかける

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玄関ポーチの外に、ひさしを付け足しました。
90cm近く持ち出すため、軽量でなおかつ積雪や強風に耐えられる強度が必要です。
そこで材料には、アルミ材と中空ポリカーボ板を利用しました。
軽さと丈夫さのバランスを見極めながら、すっきりとしたデザインにしています。


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後付けですが、違和感なく建物に馴染んでいます。
これで雨が少し強く降っても、ポーチへの吹込みが緩和できるようになりました。

線路・車輪に触れて形の意味を知る

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鉄道博物館にある6ゾーンの1つに、ラーニングゾーンがあります。
ここでは3つの階ごとに、違うテーマで楽しく鉄道のことを学べます。
部品に触れたり模型を動かしてみると、原理と仕組みが一目瞭然。
これは左右を固定した金属棒の中央を押し、どの位たわむか試す展示です。
実際に押してみると、レール・H型・角型・平板の強さの違いが実感できます。
触れることで、レールの形がもつ意味がよくわかります。


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カーブをうまく曲がるために、車輪の形にはある工夫がされているそうです。
実物の車輪が置かれ、その横には微妙な違いを正確に知るための型紙がありました。
車輪に型紙を当ててみてピタリと合うものが、その工夫の答えになります。
隣にはカーブしたレールの模型があり、3種類の形の車輪を転がしてみることができます。
脱線するもの、曲がるものの違いが、はっきりわかります。
頭だけで難しく考えるより、まず手を動かす体験が理解にはとても役立ちます。

木からバットができるまで

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アオダモの木から、野球のバットができるまでです。
高尾山の入り口にある「髙尾森林センター」に、展示されていました。
木材の名前は知っていましたが、原木に触れるのは初めてです。
切り出されただけで、山で見ていた樹木とはまったく違う印象になります。
人の手が加えられるたびに製品に近づいていく過程が、手のひらで実感できました。


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実にたくさんの種類の木が、一堂に並べられていました。
皮から芯までの様子がわかるので、色や木目・硬さなどの違いを知ることができます。
この2つ(キリとウバメガシ)の重さくらべでは、予想を超える重量差に驚きました。
「木」といっても、種類ごとにまったく違う特徴があり、その魅力を伝える展示です。

学生の手で再建 「滝川神社」

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火災で焼失していた、静岡県三島市の滝川神社。
その再建を日本建築専門学校にご依頼いただき、学生達の手で2015年に完成しました。
今まで写真では見ていましたが、やっと念願の現地訪問が叶いました。


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明治時代につくられた石の鳥居をくぐると、正面に滝が見えます。
藤づるが伸びる静かな境内には、すぐ横を流れる川と滝の水音が響いています。


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富士山からの豊富な湧き水で有名な三島らしく、たっぷりの水量です。
滝の上は、わさび田になっているそうです。


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石で組まれた手水にも、コンコンと水が流れています。


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滝から左に向くと、小ぢんまりとした神社の正面となります。
再建にあたり、伊勢神宮から式年遷宮の際の古材を譲り受けました。
また予備材として、宮域内の材も頂きました。
グレーに見える部分が古材、傷んでいた部分は新たに新材でつくられています。


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以前は、伊勢神宮の摂社「饗土橋姫神社」でした。
この春に卒業した数名の学生が中心となり、放課後や土日を利用し丁寧な作業を続けました。
本殿の周囲は、神域を分ける瑞垣(みずがき)で囲まれています。


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三島市街から少し離れた、畑の広がるのどかな場所に建っています。
木や銅板の色も変わり始め、徐々にその場所に馴染んでいるようでした。
学生たちは木工事を担当し、屋根などの銅板葺きは本職の方が施工しています。


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式年遷宮のある伊勢神宮では、古くからの工法で柱の足元は地面に埋められていました。
ここでは恒久的な建物となるため、柱は石の上に据えられています。
瑞垣の隙間から、その様子を見ることができます。
凸凹した石に合わせ、柱下面を加工する「ひかりつけ」という方法で、ピタリと納まっています。
伊勢の地面に埋まり、保護の銅板にくるまれていた痕跡も、合わせて見ることができます。
この再建を通して学生達は本物から技術を学び、丁寧につなげる貴重な体験をしました。
将来は、間違いなく日本建築の技術を担う「本物の匠」に成長していくはずです。

山頂からの眺めを模型で実感

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「日の出山」の山頂に置かれた、付近一帯をあらわした立体模型です。
視界の良い日は、360度広がる眺めと照らし合わせて楽しめます。
霞んで周囲が見えない時でも、この模型に触れることで自分が立つ頂上を実感できそうです。


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関東平野が山地に変わる境界に位置していることが、よくわかります。
右側に水色に見えるのが奥多摩湖で、中央を多摩川が横断しています。
手で触れるのにちょうどよい大きさで、つい手を伸ばしたくなる形です。
同じようなものが、観光地などの街角にポツポツと置かれていると便利そうです。

手と鼻で見る植物たち

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筑波実験植物園内の温室に設けられた、楽しいコーナーです。
不思議な触感や、ニオイに特徴のある植物ばかりが、一同に集められています。
手と鼻を使うことで、一段と植物を身近に感じられます。


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見た目の印象だけでも、なんとなく手ざわりは予想できるのですが…
実際に触ってみると、どれも予想を超えた体験ができます。

立体図面で表現された博物館の展示室

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上野の東京国立博物館(愛称:トーハク)・本館の体験コーナーで見た、立体図面です。
「トーハクをさわろう」と題し、1・2階の間取りを様々な素材や形で表しています。


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縄文~江戸までを時代順に展示している2階の間取り図と、各室の説明です。
衣装のコーナーでは飾りがぶら下がるような表現で、手先からイメージできます。
表現が難しいものは、わかりやすく記号化しているようです。


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1階は、工芸品などが分野ごとに展示されています。
彫刻は削られた木、漆工はつるっとした表面など、まさに素材感を生かした表現です。


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小さなサンプルを触れるだけのことですが、展示品がグッと身近に感じられます。
博物館のようにバラエティに富む施設は、立体図面が活用できる場所だと思いました。

さわって、持って、鳴らしてみよう

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東京国立博物館で見かけた、体験型の展示です。
1つ目は「さわってみよう」のコーナーで、江戸時代のお金が3種類ありました。
形・大きさ・デコボコ・重さ・冷たさなど、ガラスケースの中ではわからないことが実感できます。
大判は10両(現在の320万円)、小判は1両(32万円)、銭は1文(80円)になります。
現代では似たものがない大判の手ざわりは、今の紙幣とは比べものにならない程の貫禄です。


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2つ目は「もってみよう」のコーナーで、縄文時代の土偶が置かれていました。
重さや模様の他、男か女か?を読み取ってみよう、と書かれていました。
土偶には妊娠した女性の姿が多く、子孫の繁栄を祈る道具だったようです。
持って触れることで理解が深まり、当時の人の気持ちに少しだけ近付けます。


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3つ目は「ならしてみよう」のコーナーで、弥生時代の銅鐸が吊るされていました。
中の棒を揺らして、カンカンと音をたてることができます。
今聞くと少々うるさい印象ですが、金属が珍しい時代では不思議な音だったのかもしれません。
見るだけでは思い浮かばない想像が、音の体験から得られました。

手で触れて見るクロアチアの旧市街

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クロアチアには歴史ある街が、数多く点在します。
そのうちの一つスプリットに置かれた、さわることができる街の模型です。
約200m四方の城壁内の旧市街が、縮尺1/100程度で表現されています。
後ろに見えるのが、まさに実物の城壁の外観です。


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すべてには手が届かない大きさなので、おもに見るためにつくられたようです。
それでも手の届く城壁や大聖堂・鐘楼は、触られてツルツルになっていました。
迷子になりそうなほど複雑な街の空気が、目からも手からも感じ取ることができました。


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こちらは、ザグレブで見かけた街の模型です。
ブロックごとに分けられた大きなもので、左側が丘の上の旧市街、右側が新市街となります。
隙間がもう少し広く通路になっていれば、すべてに手が届いてよさそうです。


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素材は、真鍮でしょうか?
触られれば触られるほど味がでてきそうな、しっかりとしたつくりでした。
手で触れることを通して「街」を知る、お手本となりそうです。

手ざわりのよい手すりをつける

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16年前にリフォームをしたお宅に、手すりを取り付けることになりました。
体を支える安心感はもちろんのこと、見て楽しく、触れて心地よいデザインにしました。
5種類ありますが、すべて友人の家具屋さん「芦田建築工房」による手作りです。


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1つ目はベッド横にあり、ベッドからの立ち座りの際に使う手すりです。
開口枠と一体になるように高さをそろえたので、違和感なく部屋に馴染んでいます。


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引き戸が閉められた時も握りやすいように、少しずらして手すり棒を取り付けています。


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2つ目は、手をかけながら歩くための廊下の手すりです。
下地材の場所が限られていたため、ベース板をしっかりつけてから手すりを取り付けています。


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白っぽいメープル材と、こげ茶色のウォルナット材を組み合わせています。
ネジ穴を別材で埋めることで、アクセントにしました。
色が徐々に変化する(メープルは濃く、ウォルナットは薄くなる)ので、経年変化も楽しみです。


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3つ目は、トイレ内の手すりです。
廊下と同じデザインですが、立ち座りの動作を確認して、ちょうど良い高さに取り付けました。


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4つ目は少し段差がある洗面所の入口枠に沿わせて、上から下までの一直線にしました。
5つ目は段差のある玄関まわりで手を添えるためにつけた、よこ型の手すりです。


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洗面所出入口のどちらからも握れるように、手すり棒は中央についています。
手ざわり良く、しかも滑りすぎないという絶妙な感触を、家具の芦田さんがつくりだしています。


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玄関の手すりは、玄関に置かれた腰掛けと同じカバ材を削り出して製作しています。
手に触れた感触も、ここだけ一味違います。


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これが16年前のリフォーム時にデザインした「玄関腰掛け」の現在の姿です。
座って靴の脱ぎ履きをし、体の向きを変えて立ちあがりやすい形にしてあります。
同じく芦田さんの製作で、カバ材の手すりがとても良い色つやになっていました。

カフェ ボナフェ

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西池袋から南池袋へ、カフェの移転を計画しました。
店名の「ボナフェ」とは、フランス人の画家のお名前です。
色鮮やかなボナフェさんの作品に囲まれ、ピアノの生演奏に浸ることができるお店です。
お店に宛てられた、直筆の手紙も展示されています。


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もともとはグレーのカーペットに白い壁・天井という、ごく一般的な事務所でした。
移設する既存家具に合うように、全体をこげ茶色の床・壁・天井に変更。
その空間に、白いキャンバス調の展示壁を5枚、配置しています。
鮮やかな色使いのボナフェ作品が映える、ギャラリーのようなカフェとしました。

杉の洗面脱衣室

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18年前に設計した住宅の、洗面脱衣室の改修です。
4畳より少し広めの、洗面脱衣室としてはゆったりした空間です。
床の杉板は年月の経過をしっかりと受け留め、程良い飴色となっていました。
今回の改修では10年・20年後にしっくりと馴染むように、杉の造り付け家具を新設しました。
すべて、友人の家具屋さん「芦田建築工房」の手による製作です。


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もともとは洗面と脱衣を1坪ずつ均等に、カーテンで仕切れるようにしてありました。
それは幼い子供たちとのお風呂の時間を、ゆったりと過ごせるための空間でした。
しかし現在は子供たちも大きくなり、洗面側の朝の混雑が新たな問題となっていました。
そこで部屋を6:4に分割しなおし、洗面を少し広げました。
3本の柱を立て、その裏に間仕切りカーテンを隠しています。
脱衣にはカゴの引き出し4段を組み込んだ収納、奥には長いタオル掛け2段があります。


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クロス壁を白い珪藻土に塗り替え、3人並んでも利用できる横長の鏡を新設しました。
鏡の下は、壁厚分をへこまして小物用棚をつけています。
鏡に写っている入口の引き戸も、杉板張りにして蜜蝋ワックスで仕上げています。
新築時にはどうしても他の部屋が優先されて、狭くなりがちな洗面・脱衣空間ですが、
生活の変化に対応できる「可変性のある広さ」の魅力を、今回あらためて実感しました。

木造校舎の風景8・梅雨明け間近

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今年は、雨の多い梅雨らしい天気が続きました。
目の前にある富士山も、雲や霧で見えないことが多い時期となります。
時折すっきり晴れ渡り、雪の消えた黒い山を見上げると、夏が近いことを実感します。

3Dプリンタでつくる立体地図

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つくば市にある「地図と測量の科学館」に展示されていた、渋谷駅周辺の立体地図です。
近年普及してきた3Dプリンタの利用で、触れて知る情報の可能性が広がりそうです。


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噴火しながら大きくなっていく西之島の1年間の変化が、立体地図で表現されています。
広さと高さの移り変わりが一目(一触)瞭然で、立体が伝える情報量の多さを実感しました。

木造校舎の風景7・神社の再建

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第2実習棟では、2013年に焼失した三島市の滝川神社を再建する作業が進められています。
伊勢神宮の宇治橋の守り神を祭る社殿を、20年に一度の式年遷宮の後、譲り受けました。
神宮内で育てられたヒノキも合わせて譲り受けたので、傷んだ箇所を補修して移築します。
手前が模型、奥に見えるのが実物の仮組みです。


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作業は3年生を中心に、放課後や休日も利用して進められています。
作成した図面と本物を見比べながら学べる、とても貴重な体験です。


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古くからの形式を引き継ぐ建物なので、柱は掘っ立て式(柱脚を地面に埋める方法)です。
良い材料に銅板が巻かれているため、20年間埋まっていたとは思えない状態の良さです。
移築に際しては恒久的な建物とするため、新たに基礎を設けることになります。
完成を目指して日々励んでいる学生達の姿は、とても頼もしく見えます。

木造校舎の風景6・木造の実習棟

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校舎群の敷地から南側に一段下がった場所に建つ、第1実習棟です。


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普段は活気に満ちた室内ですが、一年間の全授業が終わりシーンと静まりかえっています。
就職を間近に控えた4年生が、熱心に道具の手入れをしていました。


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隣接する砥ぎ場でも、やはり4年生が熱心に刃物を砥いでいました。
まもなくここから巣立ちますが、学生時代の記憶に残る場所のひとつになると思います。

重ねる透明立体図

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中禅寺湖畔にある元イタリア大使別荘で見かけた、案内図面です。
透明アクリル板でつくられた立体図面が重ねられ、情報が2層で表現されています。
町中にあるような既存の案内板にも、違和感なく後付けできる方法の一つです。

木造校舎の風景5・実寸大で学ぶ

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第2実習棟の中には、実寸大の木造軸組みが建ち上がっています。
これは設計から施工まで、すべて学生主体で進められる演習の成果物です。

木造校舎の風景4・桜満開

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街はすっかり葉桜ですが、山の上の学校では入学式に合わせたように桜が満開になりました。
この冬後半の大雪で、富士山には残雪が多く見られます。いよいよ新年度のスタートです。

地下鉄駅の立体図面

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近くに盲学校がある護国寺駅構内で、立体案内図を見かけました。
上に図面、右下に凡例、中下に音声案内、左下にインターホンがあります。


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ブロンズ色で手作り感があり、貫禄があります。
長い通路全体を表現しているのでかなり大きくなりますが、そのぶん距離感は正確に伝わります。


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改札口の周辺です。上の構内と下の通路は壁を立ち上げて、はっきり分けています。
左上のざらざらしたところは、立ち入りができない場所です。
こまかくて表現しきれない箇所を、上手に省略するのが難しいところです。


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階段は段々、エスカレーターは直線で表現されています。
どのパーツも角張らず、さわり心地よくなめらかに仕上げられていました。

木造校舎の風景3・大雪のあと

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大雪のあと4日後の風景ですが、まだまだ敷地内はたくさんの雪で覆われています。


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屋根から落ちた雪は、人の背の高さほどに積もっています。
各棟をつなぐ道だけがかろうじて除雪されていますが、道を作るまでは大変だったようです。


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北側の障子を開けて見ると、こちらはさらに深く積もっていました。

博物館の触れる展示

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ソウルの国立中央博物館で見かけた、触れる展示です。
歴史展示の1階フロアに、6か所ありました。
レプリカが置かれ、音声解説が聴けます。


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錆びた剣のレプリカは、樹脂で作られているようでした。
触ってみると正確に模写された形はとても良く分かるのですが、残念ながら質感が伝わりません。
違う形でもよいので、ボロボロに錆びた金属が隣にあれば良いのかもしれません。

木造校舎の風景2・作品展示

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校舎内の色々な場所には、様々な模型や図面などがたくさん展示されています。
これらはおもに4年生の卒業研究での作品です。


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土壁を実物で製作することで理解を深め、まとめ上げた研究の作品です。
右から左へ、土壁がつくられる過程を示しています。

木造校舎の風景1・秋の一日

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秋の朝の風景です。


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教室の窓から見える富士山です。


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夕方にはすっかり表情が変わり、きれいな月が出ました。

佐藤正志建築設計工房

一級建築士事務所
2018年9月より下記住所に移転しました。
〒333-0866
埼玉県川口市芝4825-2
TEL/FAX 048-262-1070

家づくりの流れ

お問合わせ

家づくり・お店づくりに関することなら何でも、まずはお気軽にお問合わせフォームからご相談ください。
ご相談内容を拝見し、回答をさせていただきます。
以下は、住宅新築の場合のおおまかな流れです。
リフォームの場合は、若干簡略した流れとなります。



顔合わせ

一度お目にかかり、詳しくお話を聞かせていただきます。



(ご希望の場合)ラフ提案の作成お申込み

設計ご依頼の判断材料とするため、ラフ提案をご希望される場合はお申し出ください。
その時点でわかる敷地条件や法規等をもとに、検討を行います。
その際、お申込金として3万円(契約の場合は設計料に充当)をご請求させていただきます。



(上記お申込みの場合)ラフ提案のご説明

スケッチ・図面・模型等で、ラフ提案をご説明させていただきます。
次のステップに進めるかどうかを、お互いに検討します。



設計監理契約

契約に先立ち、書面を用いてまず法令で定められた重要事項説明をさせていただきます。
重要事項説明の内容は、下記となります。
 ・作成する設計図書の種類
 ・工事と設計図書との整合の方法
 ・工事監理実施の状況に関する報告の方法
 ・報酬の額および支払いの時期
 ・契約の解除に関する事項等
その後、御依頼内容の確認書と合わせ、書面にて設計監理契約を締結させていただきます。



詳細ヒアリング

差し支えなければご自宅にお伺いし、御家族の皆様とお打合せしたいと考えております。
また今後利用される大きな家具等があれば、採寸させていただきます。



敷地調査・役所調査

計画の前提条件となる敷地や周辺の状況、法的なチェックを行います。



基本設計

提案を見ていただきながら、対話を通して計画を固めていきます。
条件等により異なりますが数回の打合せを重ねた後、御承認をいただき基本設計を確定します。
また基本設計確定後は、それに基づき次の作業段階に移行します。



実施設計

詳細寸法の検討や仕上げ材・設備機器の選定等を進めながら、各種図面の作成を行います。



見積もり

完成した設計図書を施工者に渡し、見積もりを依頼します。
出てきた見積書の内容が、適正であるかどうかのチェックを行います。
また予算内におさまるように、設計内容の調整を行います。



建築確認申請

見積もり作業とほぼ並行して、役所への確認申請手続きを行います。



工事契約

当事務所の立ち会いのもと、施工者と工事請負契約を締結します。



地鎮祭

建て主様・施工者・設計者にて、執り行います。



着工・工事監理

設計意図を正しく伝えるため、施工者と入念な打合せをします。
また、図面通り工事が進んでいるか厳しくチェックします。



上棟式

建物の骨組みが建ち上がる、工事の中でもとりわけ美しい時です。
御家族の皆様で、お祝いしましょう。



現場打合せ

図面上では、イメージしにくいものも多くあります。
そのような場合は、実際の現場に来ていただき打合せを行います。



竣工・引渡し

カギ・書類・工事関係者リスト等を、お渡しします。
気になる箇所がありましたらご指摘ください。



見学会

竣工後に、見学会の開催をお願いさせていただく場合がございます。
その際、差し支えなければご協力お願いいたします。



アフターケア

1ヶ月および1年を目処に、御訪問させていただきます。

Ni-House

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緩やかな傾斜がある、静かな住宅街の一画です。


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2階の一部は天井が高く、手前はロフトの床です。


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階段の手すり壁は、見た目も手触りもやさしい形です。


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白い壁と対比的に、天井は規則正しく並んだタルキをあらわしています。

U-House

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北側道路からの外観です。
北~西にL型をした2階建てと、写真左に見える東側平屋で、全体はコの字型になっています。


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玄関土間から見た中庭への出入口です。
左側の引き戸は、アトリエにつながります。


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動線が集まる玄関土間は広さが感じられるように、欄間・鏡・大きな引き戸で間仕切っています。


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平屋のアトリエは、屋根勾配をそのままあらわした、高い片流れの天井になっています。

I&N-House

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緑豊かなお寺に隣接した、静かな場所です。


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2階の窓からは、お寺の樹木がすぐ目の前に見えます。


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玄関土間は通り抜けで、別棟の小さな2つの建物に囲まれた庭に出ることができます。


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二人が同時に作業できる台所です。

M-House

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下町の高密度な街並みの一画で、道路側の間口が広く奥は狭いL型の敷地です。


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1階には金属加工の工場と歯科技工室があります。


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奥の居間から玄関方向を見たところです。


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3階にはロフトがあり、屋上への出入口にもなっています。

M-Dormitory

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小さめの住宅サイズに5つの個室を入れた、企業の独身寮です。
玄関ホールは共用ダイニングキッチンでもあります。玄関には5人用の下駄箱があります。


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限られた面積ですがあまり窮屈に感じないように、階段室をオープンにして広がりをもたせました。


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階段は鉄のフレームで軽やかに掛け、踏み板は足触りと防音を考えて木にしました。


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日当たりがあまり期待できない立地条件なので、階段上に天窓を設けて明るさを確保しました。

Ii-House

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大きさの異なる4つの棟で構成しています。


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ゆったりした室内の通路が、各室をつなぎます。


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シンプルな木造の軸組みを、あらわしたインテリアです。

Na-House

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黒い板塀の向こうは低い2階建て、手前は高い1階建てです。
中央でつながっています。


6-2-072

三角屋根のシルエットが正面を向いています。


6-2-073

室内は屋根の形に合わせて、三角形の高い天井です。


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大きすぎない吹き抜けで、1~2階をつなげています。

Sy-House

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南西からの外観です。


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南側は、広い緑地が広がっています。
らせん階段は、2階のバルコニーにつながります。


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広い廊下が、長く一直線に2階を貫きます。
高い勾配天井で、梁が等間隔に並びます。


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左側は一段上がった畳室で、掘りごたつが中央にあります。
低い床側からは、引き出し収納になっています。

Y-House

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高さを抑えた、奥行きの長い住宅です。


6-2-052

南面には、横に連なる採光窓と換気窓があります。


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同じ骨組が、1.8mピッチの等間隔で並んでいます。


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2階は、屋根の形がそのまま天井になっています。

O-House

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切妻屋根の平屋と2階建てが、並んでつながっています。


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平屋は板張、2階建てはガルバリウム鋼板の外壁です。
平屋は、若干角度が振れて配置されています。


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連結部から2階建ての1階部分を見たところです。
低い床はヒノキ、高い床はスギとなっています。
子供が小さい時期だけ、取り外し式の手すりを設置しました。


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平屋棟の天井の高い和室です。

Si-House

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街に開かれた南側の庭には、もともと敷地にあったシラカバやサクランボの木が大きく枝を張っています。


6-2-032

同じ骨組みの3つの四角い箱が、向きを変え、ズレながらつながります。


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大きな一つながりの空間を、季節の暮らしに合わせて仕切ります。


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シンプルな構造体を基本に、様々な家具や建具で各部屋に構成しています。

Iw-House

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新旧の建物や田畑などが混在した、地方都市の一画にあります。


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梁間1間×3、桁行1.5間×3スパンのシンプルな切妻屋根の総二階がこの建物のベースです。
足りない所が飛び出し、外とつながる所が引っ込み、それをそのまま家の形としました。


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2階中央の吹き抜けのまわりが、ぐるりと回れるプランです。

Ka-House 戸塚の家

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前向きな老後生活を目指す夫婦のための増改築です。
左が新たな生活の中心となる増築部、右が主に接客と収納に利用する既存家屋です。
敷地全体が緩やかに、傾斜しています。


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南側の庭に面したテラスに、既存部の縁側(右)と増築部がつながります。


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天井の高い1室空間に生活の全機能が入っています。
一日の生活を考え、それをできるだけコンパクトにまとめました。
車椅子の利用も考慮した計画です。


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いつでも、お互いを見守れる合える空間です。
奥に見えるのは浴室です。

Ko-House

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住宅街の路地の最奥に建つ、白い外壁の箱型の家です。
<岩井研究所と協働>


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中央が中庭となり、吹き抜けています。


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右に見える中庭を囲んで、1階の部屋があります。


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2階中央の吹き抜けから、外光が入り風が通ります。

床を杉板に張り替える

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玄関から廊下に続く床を、無垢材の杉板に張り替えました。
以前の床はきれいに手入れされていたのですが、階段下とトイレ前が踏むとふかふかしてきました。
ベニヤを基板にした床材で、よく歩く部分が長年の使用により傷んだようです。


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床下はしっかり乾燥していたので、腐りなどはまったく見られませんでした。
床下地板+仕上げ板の厚さに合わせて根太(ねだ)を入れ直し、断熱材を新たに入れました。


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床材の杉板です。
さねと呼ばれる凸凹で、継いで張ります。


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狭くて壁に囲まれた場所ですが、既存部にきちんと合わせ張り替えています。
若い大工さんが、丁寧に仕上げてくれました。

トイレ改修とカウンターに組み込まれた手洗器

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大・小2つに分かれていたトイレをひとつにまとめ、1坪のゆったりしたトイレにしました。
タイルの床・壁を暖かみのある仕上げに変え、大きな手洗いカウンターと横長の鏡を製作しています。


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水栓・手洗い器ともに普及品ですが、素朴な美しい形でお気に入りの一品です。
それに合わせてカウンターはエッジを丸め、手触りのやさしい表情にしました。

8畳間のDIY改修工事

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姪が大学に進学することになり、祖母の家の8畳間に下宿することになりました。
写真は改修前、部屋の中に置かれていたたくさんの物品を、どかした後の状態です。
普段はデスクワーク中心の私ですが、この部屋を自分の手で改修工事しました。
なるべく予算をかけず、工夫しながら、楽しみながらのDIY作業記録です。


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壁・天井の古いクロスをはがし、アク止めをしてから、珪藻土で仕上げます。
古いベニヤの壁下地のため、どうしてもアクが出てしまい苦労しました。
壁はコテで、天井はローラーで塗り上げています。


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出窓は雨漏りをしていたため、まず外部から補修をしました。
枠は巾広のファルカタ集成材をホームセンターで購入し、頭の小さいビスで固定しています。


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床は古いじゅうたんをはがし、タイルカーペットにします。
正方形の部屋の広さから計算して、ちょうどぴったりの枚数を準備しました。
仮置きしてみると、部屋の形が菱形にゆがんでいたため、端部で合わなくなり枚数が不足。
仕方なく合わせ目をずらしながら、なんとか間に合わせて敷き込むことになりました。


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家具類は組み立て式の既製品を購入し、現地で組み立てています。
日当たりの良い出窓には、ブラインドも取り付けました。


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壁から天井にかけては、珪藻土を曲面でゆるやかにつなげました。
小さなデザインですが、これがこの部屋独特の雰囲気を醸し出していると思います。


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壁~天井の曲面が、柔らかな空気をつくりだしています。


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赤でアクセントをつけ、ペンダント照明を吊るし、壁掛け時計とカーテンを取り付けて完成です。
たった一部屋の単純な工事でしたが、予想外のこともあり、考えていたよりも大変な作業でした。
一方で、手元からまさに実物が出来上がっていくおもしろさを十分に楽しむことができました。

もう一つの玄関

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増改築が繰り返されてきた住宅+工場の裏側に、日常利用する新たな玄関を設けました。


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年代を感じる木の壁や天井と対比させ、白とあずき色の壁と天井を挿入しています。


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手触りのよい手すりが、一直線に伸びています。


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スロープのデッキ床が、そのまま玄関の土間になります。
腰掛けて靴の脱ぎ履きができるように、ベンチを設けています。

テラスに屋根をかける

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庭に面したタイル張りのテラスの上に、屋根を取り付けました。


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木造のシンプルな骨組みに、ポリカーボネートをのせています。
終のすみかづくりを通して

Author:サトウマサシ

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