FC2ブログ

線路・車輪に触れて形の意味を知る

6-7-151

鉄道博物館にある6ゾーンの1つに、ラーニングゾーンがあります。
ここでは3つの階ごとに、違うテーマで楽しく鉄道のことを学べます。
部品に触れたり模型を動かしてみると、原理と仕組みが一目瞭然。
これは左右を固定した金属棒の中央を押し、どの位たわむか試す展示です。
実際に押してみると、レール・H型・角型・平板の強さの違いが実感できます。
触れることで、レールの形がもつ意味がよくわかります。


6-7-152

カーブをうまく曲がるために、車輪の形にはある工夫がされているそうです。
実物の車輪が置かれ、その横には微妙な違いを正確に知るための型紙がありました。
車輪に型紙を当ててみてピタリと合うものが、その工夫の答えになります。
隣にはカーブしたレールの模型があり、3種類の形の車輪を転がしてみることができます。
脱線するもの、曲がるものの違いが、はっきりわかります。
頭だけで難しく考えるより、まず手を動かす体験が理解にはとても役立ちます。

木からバットができるまで

8-1-673

アオダモの木から、野球のバットができるまでです。
高尾山の入り口にある「髙尾森林センター」に、展示されていました。
木材の名前は知っていましたが、原木に触れるのは初めてです。
切り出されただけで、山で見ていた樹木とはまったく違う印象になります。
人の手が加えられるたびに製品に近づいていく過程が、手のひらで実感できました。


8-1-674

実にたくさんの種類の木が、一堂に並べられていました。
皮から芯までの様子がわかるので、色や木目・硬さなどの違いを知ることができます。
この2つ(キリとウバメガシ)の重さくらべでは、予想を超える重量差に驚きました。
「木」といっても、種類ごとにまったく違う特徴があり、その魅力を伝える展示です。

山頂からの眺めを模型で実感

6-7-131

「日の出山」の山頂に置かれた、付近一帯をあらわした立体模型です。
視界の良い日は、360度広がる眺めと照らし合わせて楽しめます。
霞んで周囲が見えない時でも、この模型に触れることで自分が立つ頂上を実感できそうです。


6-7-132

関東平野が山地に変わる境界に位置していることが、よくわかります。
右側に水色に見えるのが奥多摩湖で、中央を多摩川が横断しています。
手で触れるのにちょうどよい大きさで、つい手を伸ばしたくなる形です。
同じようなものが、観光地などの街角にポツポツと置かれていると便利そうです。

手と鼻で見る植物たち

6-7-131

筑波実験植物園内の温室に設けられた、楽しいコーナーです。
不思議な触感や、ニオイに特徴のある植物ばかりが、一同に集められています。
手と鼻を使うことで、一段と植物を身近に感じられます。


6-7-132

見た目の印象だけでも、なんとなく手ざわりは予想できるのですが…
実際に触ってみると、どれも予想を超えた体験ができます。

立体図面で表現された博物館の展示室

6-7-121

上野の東京国立博物館(愛称:トーハク)・本館の体験コーナーで見た、立体図面です。
「トーハクをさわろう」と題し、1・2階の間取りを様々な素材や形で表しています。


6-7-122

縄文~江戸までを時代順に展示している2階の間取り図と、各室の説明です。
衣装のコーナーでは飾りがぶら下がるような表現で、手先からイメージできます。
表現が難しいものは、わかりやすく記号化しているようです。


6-7-123

1階は、工芸品などが分野ごとに展示されています。
彫刻は削られた木、漆工はつるっとした表面など、まさに素材感を生かした表現です。


6-7-124

小さなサンプルを触れるだけのことですが、展示品がグッと身近に感じられます。
博物館のようにバラエティに富む施設は、立体図面が活用できる場所だと思いました。

さわって、持って、鳴らしてみよう

6-7-111

東京国立博物館で見かけた、体験型の展示です。
1つ目は「さわってみよう」のコーナーで、江戸時代のお金が3種類ありました。
形・大きさ・デコボコ・重さ・冷たさなど、ガラスケースの中ではわからないことが実感できます。
大判は10両(現在の320万円)、小判は1両(32万円)、銭は1文(80円)になります。
現代では似たものがない大判の手ざわりは、今の紙幣とは比べものにならない程の貫禄です。


6-7-112

2つ目は「もってみよう」のコーナーで、縄文時代の土偶が置かれていました。
重さや模様の他、男か女か?を読み取ってみよう、と書かれていました。
土偶には妊娠した女性の姿が多く、子孫の繁栄を祈る道具だったようです。
持って触れることで理解が深まり、当時の人の気持ちに少しだけ近付けます。


6-7-113

3つ目は「ならしてみよう」のコーナーで、弥生時代の銅鐸が吊るされていました。
中の棒を揺らして、カンカンと音をたてることができます。
今聞くと少々うるさい印象ですが、金属が珍しい時代では不思議な音だったのかもしれません。
見るだけでは思い浮かばない想像が、音の体験から得られました。

手で触れて見るクロアチアの旧市街

6-7-101

クロアチアには歴史ある街が、数多く点在します。
そのうちの一つスプリットに置かれた、さわることができる街の模型です。
約200m四方の城壁内の旧市街が、縮尺1/100程度で表現されています。
後ろに見えるのが、まさに実物の城壁の外観です。


6-7-102

すべてには手が届かない大きさなので、おもに見るためにつくられたようです。
それでも手の届く城壁や大聖堂・鐘楼は、触られてツルツルになっていました。
迷子になりそうなほど複雑な街の空気が、目からも手からも感じ取ることができました。


6-7-103

こちらは、ザグレブで見かけた街の模型です。
ブロックごとに分けられた大きなもので、左側が丘の上の旧市街、右側が新市街となります。
隙間がもう少し広く通路になっていれば、すべてに手が届いてよさそうです。


6-7-104

素材は、真鍮でしょうか?
触られれば触られるほど味がでてきそうな、しっかりとしたつくりでした。
手で触れることを通して「街」を知る、お手本となりそうです。

3Dプリンタでつくる立体地図

6-7-091

つくば市にある「地図と測量の科学館」に展示されていた、渋谷駅周辺の立体地図です。
近年普及してきた3Dプリンタの利用で、触れて知る情報の可能性が広がりそうです。


6-7-092

噴火しながら大きくなっていく西之島の1年間の変化が、立体地図で表現されています。
広さと高さの移り変わりが一目(一触)瞭然で、立体が伝える情報量の多さを実感しました。

重ねる透明立体図

6-7-081

中禅寺湖畔にある元イタリア大使別荘で見かけた、案内図面です。
透明アクリル板でつくられた立体図面が重ねられ、情報が2層で表現されています。
町中にあるような既存の案内板にも、違和感なく後付けできる方法の一つです。

地下鉄駅の立体図面

6-7-071

近くに盲学校がある護国寺駅構内で、立体案内図を見かけました。
上に図面、右下に凡例、中下に音声案内、左下にインターホンがあります。


6-7-072

ブロンズ色で手作り感があり、貫禄があります。
長い通路全体を表現しているのでかなり大きくなりますが、そのぶん距離感は正確に伝わります。


6-7-073

改札口の周辺です。上の構内と下の通路は壁を立ち上げて、はっきり分けています。
左上のざらざらしたところは、立ち入りができない場所です。
こまかくて表現しきれない箇所を、上手に省略するのが難しいところです。


6-7-074

階段は段々、エスカレーターは直線で表現されています。
どのパーツも角張らず、さわり心地よくなめらかに仕上げられていました。

博物館の触れる展示

6-7-061

ソウルの国立中央博物館で見かけた、触れる展示です。
歴史展示の1階フロアに、6か所ありました。
レプリカが置かれ、音声解説が聴けます。


6-7-062

錆びた剣のレプリカは、樹脂で作られているようでした。
触ってみると正確に模写された形はとても良く分かるのですが、残念ながら質感が伝わりません。
違う形でもよいので、ボロボロに錆びた金属が隣にあれば良いのかもしれません。

立体図面1 寄宿舎

6-7-051

視覚障害者のための特別支援学校の寄宿舎の立体図面を製作しました。
手で触れて間取りが理解されるように、部屋の種類ごと、屋内外の通路ごとに素材を変えています。
指先から伝わる感覚から、少しでも各室の雰囲気に近いものを感じとることができないかと考えました。


6-7-052

丸みを帯びた木は皆が集まる共用部、タイルは水まわり、凸凹の紙は屋外通路です。


6-7-053

右側は2階バルコニーからのすべり台での避難経路部分、左側は階段です。
2階全体が、はずせるようにつくってあります。


6-7-054

この立体図面は、各部屋の位置関係を知るために利用してもらいたいと思いました。
そのため、各室は一つの固まりで表現されています。
終のすみかづくりを通して

Author:サトウマサシ

目次
お問合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
カウンター