FC2ブログ

もともとの暮らし(目次)

・建具屋の仕事
・店舗併用住宅
・仕事場の風景
・自営業の引退

建具屋の仕事

2-1-011

長年営んできた建具(たてぐ)屋とは、建築工事のうち、戸、障子、フスマなどを扱う仕事です。
写真は玄関引き戸の取り付け工事中の様子です。
最近はアルミサッシが多くなりましたが、木製建具は比較的自由にデザインができる魅力があります。
天候によって反ったりすることがありますが、それを差し引いても空間づくりに欠かせない大事な要素です。

店舗併用住宅

2-1-021

1階を店にする店舗併用住宅では、どうしても2階の利用が増え階段の上り下りが多くなります。
慣れた生活とはいえ、ひざ痛の時などは少々負担に感じてしまいます。

仕事場の風景

2-1-031

長い間、毎日この場所で仕事を続けてきました。
おかげで空間の特徴や大きさはすっかり体にしみ込んでいました。



2-1-032

40年以上使い込んだ機械です。
構造がシンプルで、しっかりつくられているものは本当に長持ちします。
鉄の固まりですが、こういうものには離れがたい思い入れが生まれるように思います。



2-1-033

カンナをはじめ色々な道具がありました。
機械化が進み、人の手で使う道具は衰退の一途です。
やむを得ないとは言え、ひとつの文化がなくなっていくようで残念です。

自営業の引退

2-1-041

機械や道具、材料を処分し、50年近く営んできた建具屋を引退する日が来ました。
定年退職がない自営業者が自身でけじめをつけるのはとても難しいけれど、同時に大切なことに思いました。

現状を詳しく知る(目次)

・既存建物の図面
・現地実測調査
・毎日の生活を知る
・周辺環境

既存建物の図面

2-2-011

30年以上前になりますが、建設時の図面が大切に保管されていました。
実際とは異なる箇所もありますが、改修するにも耐震補強するにも大変役立ちます。

現地実測調査

2-2-021

改修する部分をミリ単位で実測します。
特に開口部のまわりは、詳細に採寸してこれから始まる設計に反映していきます。

毎日の生活を知る

2-2-031

誰もが当たり前と思っている毎日の生活ですが、人それぞれに異なります。
日常のちょっとした行動や気分を住まいの空間に生かすため、暮らし方を知ることが大事になります。
これは私の両親の家ですが、この機会に初めて気づくことも多かったです。

周辺環境

2-2-041

近所のお寺から伸びる正面の道が、この住宅の南側の前面道路になります。
通り抜けに使われる道路ではないため、道幅は広いのですが車があまり通らず比較的静かな住宅街です。

検討を重ねる(目次)

・要望~「戸塚の家」
・空間をイメージする
・模型で検討する
・浴室が中央に
・細かい部分を考える

要望~「戸塚の家」

2-3-011

この計画で希望された住まいのイメージは、私が以前に設計した「戸塚の家」でした。
「お互いを常に見守り合えるように」という御夫婦からの要望から生まれた小さな住まいです。
既存家屋の一部を増改築して、一つの空間に日常生活のすべての機能を入れました。

空間をイメージする

2-3-021

間取りはもちろん大切ですが、断面図で高さや空気のボリュームをイメージすることは重要です。

模型で検討する

2-3-031

模型で立体化することで、空間のイメージがとても理解しやすくなります。
これはまだ途中の案なので、実施された計画とは大きく異なっています。

浴室が中央に

2-3-041

小さな空間だからこそなのですが、なかなか間取りが決まりませんでした。
検討を繰り返す中で浴室を壁から離して部屋の真ん中に置いたところ、しっくり合うように感じました。
どんな家にも向く方法ではないと思いますが、これで色々なことが一気に解決し始めました。



2-3-042

ほぼ最終形に近い模型です。
小さいながらも回遊できる間取りとなりました。

細かい部分を考える

2-3-051

大きな方針が決まったあとは、収納や寸法など細かい部分の検討に入ります。

設計をまとめる(目次)

・設備機器と仕上げ材の選定
・設計図面と見積もり

設備機器と仕上げ材の選定

2-4-011

設備機器をカタログで検討しショールームで実物を確認します。
多機能やインパクトの強いデザインが多い中で、単純で飽きのこないものをいつも探しています。
残念なことに、これがなかなか見つからず苦労します。



2-4-012

内外で使う材料を検討します。
空間のイメージに合うかどうかはもちろんですが、耐久性やメンテナンス性などを事前にしっかり調べます。
写真は壁仕上げのサンプル見本帳です。
小さな見本で決めかねる場合も多く、大きな見本を取り寄せて現地で確認します。



2-4-013

床暖房はたくさんのメーカーがあり、それぞれ異なった特徴があります。
この住まいでは床を杉板にすることや、家で過ごす時間が長いなどの理由から低温水式床暖房を採用しました。
無垢の木材にも影響が少ない低い温度設定で、全室内に敷設するところがぴったり合うと思いました。
実際に杉材のあばれもなく、真冬でも足元から暖まり、いつもどこでも室内温度が一定となりました。

設計図面と見積もり

2-4-021

設計には大きく分けて、基本設計と実施設計の2つがあります。
基本設計ではどの様な計画が考えられるかを探るため、細かい事よりも様々な案を見ることが中心になります。
基本設計で方針が決まったあとは、いよいよ実施設計に移ります。
仕上げやこまかい寸法を決め、見積もりや工事で必要な様々な種類の図面を作成していきます。



2-4-022

実施図面の完成後、現地を見ながら工務店に図面の説明を行い見積もりを依頼します。
見積もりが提出されてからは、まずその内容を査定し、必要に応じた調整作業を行います。
すべてがまとまった後、工事契約に移ります。
終のすみかづくりを通して

Author:サトウマサシ

目次
お問合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
カウンター