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大月・猿橋 3本の橋を見比べる

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中央高速の渋滞情報で、よく呼ばれる「猿橋バス停」。
その近くには、その名の通り「猿橋」という名の橋があります。
30.9mの長さを、橋脚を立てずに木で架け渡した珍しいつくりです。
残念ながら現在の橋は、昭和59年の改修で鉄骨造に変えられています。


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切り立った峡谷の水面までは30.9mもあり、そもそも脚を立てることは難しそうです。
すぐ上流には、簡単に下りられる広い河原があります。
そこのほうが容易に橋を架けられるのに? と思いましたが…
あえて増水しても影響がない峡谷を選んで、橋脚が不要な方法にして架けているようです。
なるほど、自然に逆らわない知恵です。


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橋脚がない代わりに、見事な技術が発揮されています。
両岸から桁を4層片持ちで伸ばし、その上に橋桁が掛けられた構造です。
端部は岩盤に穴をあけて差し込んでいるそうですが、木々に覆われてよく見えません。
こういうものを見ると、工事の手順を知りたくなります。
どの部材にも雨除けの小屋根が載り、それが美しいデザインになっていました。
現在も鉄骨造には見えませんが、次の架け替えでは是非木造に戻してほしいと思います。


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すぐ隣の新猿橋(鉄骨造)から見ると、3本の橋が並んで見えます。
手前が、木の猿橋。
次がコンクリートの水路橋で、近くの発電所から来る水を流しているようです。
そして一段高い所を通る奥の赤い橋が、国道20号の鉄橋。
違う材料・構造の3つの橋を見比べて楽しめる、絶好の鑑賞ポイントです。
終のすみかづくりを通して

Author:サトウマサシ

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