FC2ブログ

金沢-6・町家情報館 蔀戸の開閉を体験

8-1-946

竪町の裏を歩いていると、通りに開かれた民家が目に入りました。
入口には、金沢町家情報館の看板が掛けられています。
中も無料で見学できるということで、立ち寄ることに。
町家の保全活用の拠点として、お米屋さんだった建物を整備したものだそうです。


8-1-947

特に興味を引かれたのが、柱間に入った横長の板戸。
蔀戸(しとみど)と呼ばれ、シャッターのように上げて格納します。


8-1-948

近付いて内側から見ると、その仕組みがよくわかります。
柱に掘られた溝の間を板戸が上下に動き、角材の上が1本目を載せる戸袋です。
溝は下の方で深くなっているので、板戸を左右にずらせば取り外すこともできます。
角材の上は1本が載る寸法しかないので、2本目はどうするのかと思っていると…


8-1-949

案内の方が、角材の途中にある小さな木片をつまみ出しました。
この上に2本目を載せるそうで、抜け落ちないように上から栓をしているようです。
とても単純だけど、使いやすい仕組みです。
実際に上げ下げを体験させてもらうと、非常に軽くスムーズな開閉で驚きました。
2本とも上げてしまうと、外とひとつながりのオープンな場所になります。
下だけ閉めておくと足元に冷気が入らず、寒い季節には助かるそうです。


8-1-950

2階に上がると、壁の下半分が戸袋で出っ張っているのがわかりました。
その上の窓は外から見ると格子ですが、内側は障子だけで仕切られています。
ガラス戸や雨戸はなく、台風の時は吹き込むのではないかと心配になりますが…。
すぐ上に屋根が深くかぶっているので、大丈夫なのかもしれません。
古いものを残しながら耐震補強され、台所や風呂は新しく使いやすく更新されています。
実体験できる、まさに再生活用のお手本でした。
終のすみかづくりを通して

Author:サトウマサシ

目次
お問合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
カウンター