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白山-1 動き続ける谷

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石川・福井・岐阜・富山の4県にまたがる、「白山国立公園」。
開山1301年という、歴史のある信仰の山です。
石川県白山市の別当出合登山口に、広い駐車場があります。
夏は交通規制がありここまで来れませんが、訪れた10月は規制解除されていました。
真っ暗な山道を走り駐車場に到着すると、すでに多くの車が停まっています。
様々な土地のナンバープレートで、かなり遠くからも来ているようです。
夜明けとともに、登山開始しました。


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しばらく行くと右手の山は岩肌がむき出しになり、崖となってそびえ立ちます。
左に見える万才谷には、勢いよく何段にも水が流れ落ちる不動滝があります。
この付近は雪も多く、火山で地盤も悪く、過去に何度も土石流の被害がありました。
そのため谷の水を、山の向こう側に排水するトンネルが掘られているそうです。
こんな山奥での難しい工事とは…、どのように行われたか想像がつきません。
さらに滝の下には、砂防堰堤群が築かれています。


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堰堤は、コンクリートの塊をブロックのように積み重ねて作られていました。
山深い場所で、効率的に作れる方法なのでしょう。
山の大きさと比べると少し頼りなく見えますが、この段差でエネルギーを吸収するそうです。
さらに上がると、文化財に登録された大正時代の谷止工を見ることができました。
岩を一つ一つ積上げた小さなものですが、昔から災害と戦ってきたことがわかります。
目の前の谷も日々変化していきますが、自分が立つ地面も常に動いているそうです。
しかもその変化量は、なんと年間10㎝以上!とのこと。


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水による災害だけでなく、この山は活火山であることも忘れてはいけません。
注意を促す標識や、パンフレットがしっかり用意されています。
入山規制が出ると、想定火口域から4㎞に入る別当出合登山口も立入禁止となります.
終のすみかづくりを通して

Author:サトウマサシ

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